移住先の小学校に初めて入ったのは、入学説明会の時でした。
2019年のことになりますが、入学説明会の内容をレポートしますね。
入学説明会当日の準備
当時住んでいた場所から移住先の小学校までは、新幹線を使って数時間移動するような距離。
余裕をもって出席するため、前日から小学校の近くに住んでいる義父母宅に宿泊し、臨みました。
事前にスーツでなくてもよいと聞いていたものの、白ニット、ウールセンタープレスパンツというややかっちりめの服装にしました。
(実際はラフな格好の人が多く、服装は関係ないということが後で分かりました)
持ち物は
室内シューズ、財布、筆記用具、書類が入るサイズのバッグ、サブバッグ、寒さ対策用カイロ
を用意しました。
入学説明会のスケジュール
当日のスケジュールはこの通り。
- 8:45受け付け
- 9:15校長あいさつ
- 9:20外部講師による講演会
- 10:05学校説明
- 11:00当番決め・学用品購入
午前中いっぱいのスケジュールでした。
受け付け
入学説明会の会場は、体育館でした。
体育館の入口に長机が置いてあり、担当の先生が受け付けをしていました。
子どもの名前を言ったら手元のリストを確認してくれ、ちゃんと名前が載っているのを知ってホッとしました。
市役所から小学校に連絡してくれたんだなぁと実感しました。
受付後、会場を見渡すと、着席する席が幼稚園のクラスごとに区分けされていました。
小学校のそばに幼稚園があるので、多くの人はその幼稚園からの持ち上がりでした。
他の幼稚園、保育園に通っている子の親は、別の指定された場所に着席しました。
幼稚園のクラスごとの席は、説明会開始までワイワイと賑わしく、他の園の席はシーンとしていました。
わたしは、シーンとした中で座っていましたが、他の園出身の人は同じ境遇なんだなと親近感を感じました。
校長あいさつ・講演会
小学校の教育で大切にしていること、親として意識してほしいことなどの、大切なお話でした。
学校説明
- この小学校特有の教育方針
- 小学校の日課
- 1年間の主な行事
- 学校生活で使う物
- 通学時、体操着などの服装
についての詳しい説明がありました。
印象に残っているのが、
「学用品はなるべく子ども自身が選ぶようにして、自分で選んでいるという自覚を持つように促してください」
というお話し。
と言っても、基本的に無地で飾りがない物を選ぶようにと資料に書いてあるんですよね。
どうするか考えて、我が家では上履き袋と図書バッグを子どもに選んでもらうことにしました。
当番決め
入学式後3日間、保護者が下校グループに付き添う当番があるということで、当番決めがありました。
地域ごとに下校グループが決まっていて、下校グループごとに集まり、当番決めをしました。
移住先でママ友になるかもしれない人たちと、初めての交流?!…と内心ドキドキしていました。
平静を装いつつ、3日間でいつ誰が担当するか話し合い、決まったら解散となりました。
学用品購入
教材によって場所が決まっていて、手元の学用品リストを見ながら、順番にまわって購入していきました。
購入した学用品はこちら。
・工作版・れんらくちょう・おどうぐ箱・かきかたペン・たんけんバッグ・算数セット・鍵盤ハーモニカ・ねんど・ねんどケース・工作ばさみ・液状のり・クレヨン・クーピー・油性ペン
算数セットが、意外と大きい。
ねんどが、地味に重い。
鍵盤ハーモニカが、とにかくかさばる。
全て持つと、両手パンパンになるような荷物でした。
「この荷物、みんなどうやって持って帰るんだろう?」と思ったのですが…実は、ほとんどの人が車で来ていました。
早くもカルチャーショック。
小学校に車で来るなんてこと、想像もしていませんでした。
義父母宅がすぐ近くだったので、何とか持って帰りました。
まとめ
入学説明会に行くことで
「本当にここでの生活がはじまるんだ」
と初めてリアルに感じました。
保護者席に誰も知り合いがいない…その事実に、幼稚園のママ友たちを思い浮かべてさみしくなりました。
友だちゼロの子どもの入学式を思い浮かべて、胸が痛くなりました。
でも、落ち着いて周囲を見渡してみると、木がふんだんに使われた暖かい雰囲気の校舎、高い建物がない広々とした町、町を囲む山々、大きく広がる空…自然の多い、新しい環境が目に映りました。
「あ、なんかこの学校に通うの、楽しそうかも」
少し、そう思えたんですよね。
緊張と不安、少しの期待を感じることができた日。
今思い返すと、入学説明会の日はそんな1日でした。
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