「わたしだけ違う」と気づいたとき涙がこぼれた

移住

「わたしは、孤独だ。」

そう感じて、ドツボにはまってしまう。


移住後、何度かそういう時期がありました。


  • なぜ孤独を感じていたのか
  • 孤独感からしていた行動
  • 孤独感から抜けられた考え方

についてこれからお話ししますね。


「当たり前」が違うことで孤独を感じていた



移住して一番つらかったこと。

それは、孤独だと感じることでした。


何だかこの地域で一人だけ違う空気感をまとっている感じがする』

そんな違和感を感じ、とても落ち込みました。


なんでこんなに孤独を感じるんだろうと原因を考えてみたら、

『当たり前』がわたしと周りで違うんだということに気づきました。


  • 移動は車が基本
  • 物をあげたりもらったりすることが多い
  • 一人っ子がほとんどいない
  • ずっとこの地域に住んでいる人ばかり
  • 祖父母同居か近居の人が多い
  • 戸建てに住んでいるがほとんど
  • 車や洗濯もので在宅を判断

これらのことは、わたしにはとても違和感を感じることでした。


わたしの慣れた感覚はこうでした。


  • 移動はバス、電車が基本
  • 物をあげたりもらったりするのは頻繁ではない
  • 一人っ子が多い
  • 色々な場所から引っ越してきた人が多い
  • ほとんどが核家族
  • マンションに住んでいる人が多い
  • 在宅か気にすることがない

全く異なるんですよね。


『この地域の当たり前』を知ったとき、

「そうなんだ。感覚が違うんだな」

と軽く受け止めていました。


でも、この地域に慣れるためにそれを受け入れようとすると、わたしの中から強く反発する気持ちが出てきました。


「こんな考え方、とても受け入れられない。」

そう思うと、今いる場所が急に嫌になり、移住前の地域が猛烈に恋しくなりました。


TVで以前の見慣れた景色が映ると、見るだけで泣きたくなりました。


誰にも話せないという思い込みが孤独をこじらせていた



更につらかったのは、悲しい心の内を誰かに話したくても誰に話していいのか分からなかったこと。


夫には、移住を言い出したことを責めることになりそうで、話せなくて。

実母には、無駄に心配をかけることになりそうで、話せない。

旧友には、「辛かったら帰ってくればいいよ」と言われるのがつらくて、話せない。


だから、同じような気持ちを抱えている人がいないか、ネットで調べまくりました。


『移住 つらい』

『移住先 合わない』

『移住 友だちができない』

『移住 孤独』

そんな検索ワードで出てくる情報を、片っ端から見ていました。


孤独感を訴える内容を見ると、ホッとしました。

わたしだけじゃないんだ、他にも同じような人がいるんだ

孤独感で、人とつながったような気持ちになりました。


でも、ネットの情報はその後家族が破綻するものがほとんどでした。

孤独で、つらくて、その場にいられなくなってしまう。

だからか、たくさん情報を見た後、共感してホッとしていたはずなのに、結局更に落ち込んでしまいました。


変わらなくていいと思ったら楽になれた



しばらくして、この『孤独感浸り』に終わりがきました。


ある時、思ったんです。


「別に、慣れなくていいんだ」

「変なの、て思うのは自由」

「わたしは、わたしの感覚のままでいい」


環境を変えて、習慣を変えて、更に考え方まで変えようとして…。

自分に負荷をかけすぎていました。


40年近くかけてできた、わたしの価値観。

数カ月、数年で変わらない、変えられないのは当然のこと。


変わらなくていいんだ


肩の力を抜くことで、落ち込み過ぎることもなくなり、ひどい孤独感に浸ることもなくなりました。


まとめ


ネットの情報を見まくっていた時、

『孤独を感じてつらくても、最後には幸せになる話を読みたい』

と思っていました。


今辛くても、この先この場所で楽しい未来がある』

読み終わった後に前を向きたかったんです。


でも、ほとんど見つからなかった。

だったら自分が書こう、と思ったんです。


わたしのマイナス面の情報が誰かの「一人じゃないかも」につながるように。

そして、きっとこの後楽しい未来がくる、と少しでも前を向くきっかけになるように。


願いをこめつつ、これからもこのブログを書いていきます。

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