移住するというとき、最初に考えるのは「どの場所に?都道府県はどこ?」ですよね。(国内の話として)
わたしの場合は、夫の地元に移住するというところから話が始まったので、大まかな場所は最初から決まっていました。
なので、「移住先の地域探しで迷う」ということはありませんでした。
でも、夫の地元と決まっていることによって、義理の親との距離感については随分考えることになりました。
義理の親と同居?それとも別居?
夫の地元に移住するということで真っ先に出てきたのが、義理の親と同居するか問題。
長男と結婚した時点で、いつかそういう話があるかも…と思っていました。
でも、ずっと先のことだと信じていたんですよね。
夫から同居したいと言われたとか、義理の親から同居してほしいと言われたとか、そういうのはありませんでした。
「どこに住むの?もしそうしたかったら、いっしょに住むのもありだよ」
そんな感じで義父から言われたことがあった、くらいです。
なので、そんなに深刻に悩んだわけではありません。
でも、選択肢の一つとして挙がっていた以上、同居について自分なりに随分考えました。
前提として、わたしたち夫婦と義理の親との関係はもともと良好でした。
結婚してから長期休みごとに帰省していましたし、いっしょに旅行に行ったりもしていました。
わたし自身、義理の親をとても信頼していて、困ったときに助けてくださるやさしさに感謝しています。
…と、そんな関係の義理の親ですが。
それでも、『同居するかどうか』ということについては、即座にNOでした。
義理の親がわたしにやさしくしてくれて、わたしがそれをありがたいと思えている状況は、お互いが踏み込み過ぎないように非常に気を使っているからこそあるものだ、と分かっていたからです。
『非常に気を使い合う』日常生活なんて絶対に無理…、そう思いました。
あと、同居して6人で暮らしてお風呂が一つ…が、個人的に嫌だと思ったんです。
時間を気にせずお風呂で読書するのが好きなので、それがのびのびできる環境はどうしても残したいと思いました。
夫には、
「夫の地元に移住するのはいいけれど、義理の親とは完全に別居にしたい」
と早い段階で伝えました。
夫も納得し、義理の親も同居について踏み込むことはなかったので、別に住むこととして次の段階に移ることになりました。
義理の親の近くに住む?それとも遠く?
義理の親と同居しないのであれば、別に住む場所を決めることになります。
別に住むにしても「義理の親の近くか、遠くか」について、かなり悩みました。
最終的に決めるポイントとなったのが、『子どもが安全に行き来できること』でした。
移住するタイミングで、子どもが小学校に入学することになっていました。
義理の親の家は、入学予定の小学校まで徒歩3分という好立地。
なので、遠くに住む=小学校も遠くなる…。
自分の体験上、小学校は絶対に近い方がよいと思っていました。
そうなると、必然的に義理の親の近くに住む、という結論になりました。
それならばいっそ、子どもがいつでも祖父母の家に遊びに行けるように、交通が安全な場所がいい。
条件が整理されると、探す物件の地域がかなり限定されました。
戸建て?それともマンション?
義理の親の家と、通う予定の小学校まで、子どもの足で10分以内の範囲。
物件探しの地域は、これで決まりました。
次に、戸建てかマンションか、住まいをどうするかに迷いました。
結婚してからずっとマンションで暮らしていたので、移住先でもマンションがいいと思っていました。
ですが、この地域は戸建てに住んでいる人がほとんどで、マンションの数自体が少ないのです。
かといって、戸建ての賃貸の物件数も少なく、選択肢の少なさに困っていました。
いい物件がないなと思っていたら、義理の親の家から歩いて2分の場所に新築マンションの工事が始まりました。
3階建て、オートロックの新築マンション。
これだ、と思いました。
実は、義理の親の家におじゃましている時に、色々な人がインタフォンも押さずに直接リビングに顔を出すことに本当にびっくりして。
家に他人が突撃してくることがある、というのが戸建てが嫌だなと思うポイントだったのです。
オートロックなら、その心配なし。
ここなら安心して住める、と思いました。
工事中の情報を得てから3か月後、登録していた賃貸情報サイトに物件情報として掲載されたので、すぐに問い合わせをしました。
その後無事契約し、最上階角部屋、日当たり良好の物件で新生活を送ることになりました。
まとめ
移住前から実際に新しい所に住み始めるまで、わたしはどうしたいか、なるべく細かいところまでイメージするように心がけました。
「夫がどうしたいか」「義理の親はどう思うか」…そう想像することもありましたが、人のことは結局のところ分かりません。
移住は、選択の連続です。
わたしはこうしたい、わたしはこれはいや。
これをイメージすることができていると、いざ選択し決定する時に、より自分の納得のいく未来を選び取ることができるように思います。
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