わたしは移住したタイミングで、専業主婦になりました。
4年経過した今も、専業主婦を続けています。
専業主婦を実際に続けてみて、よかったと思うことがたくさんありましたが、一方で「うーん…」と思うこともありました。
具体的にメリットとデメリットを整理してみたら、あることに気づきました。
それは、メリットは自分のベースの考え方でできていて、デメリットは他人ベースの考え方でできているということ。
これに気づいてから、自分と他人のどちらを強く意識しているかで、専業主婦でいることが幸せだったり、向かないと感じたりするかもしれないなと思いました。
この記事が、時々専業主婦でいることに不安を感じてしまうという人に、何か参考になればと思います。
専業主婦のメリット
わたしは今は専業主婦ですが、移住する前は働いていました。
兼業主婦と専業主婦では時間の使い方がかなり変わったので、わたしの挙げるメリットは、働いていた頃と比較して思う内容が多めかもしれません。
また、現在小学生の子どもを子育て中なので、そのことも内容に影響しているかと思います。
それでは、わたしの思う専業主婦のメリットを10個挙げますね。
- 子どもの変化にすぐに対応することができる
- 放課後に友だちと遊ばせることができる
- 「いってらっしゃい」と送り出し、「おかえりなさい」と出迎えることができる
- 時間に追われてイライラしなくなる
- 自分のペースで家事をできる
- 好きな時に買い物に行ける
- テレワークの夫のサポートができる
- 疲れたらいつでも休むことができる
- 新しいことにチャレンジすることができる
- 臨機応変に動くことができる
専業主婦のデメリット
次に、わたしの思う専業主婦のデメリットを10個挙げます。
- 社会とのかかわりが希薄になった感じがする
- 世の中に対して責任を果たしていない気がする
- 他人と話さなくなる
- 独り言が増える
- 身なりにかまわなくなる
- 自分の稼ぎを自由に使うことができない
- ご飯が手作りできない時に罪悪感を感じる
- 夫が仕事をしているのに自分のやりたいことをやって申し訳ないと思う
- 子どもの過ちを自分の責任と感じる
- あれもこれもできると思っても、結局できずに落ち込む
メリット=自分ベースな考え方
メリットに挙がった内容を見てみると、ほとんどが「~○○できる」という文章です。
自分のしたいようにできている、いわば自分の希望が叶っていることをメリットと感じているんですね。
自分の希望が叶うことを大切に思うことは、自分を大切にすることと根っこは同じだと思います。
メリットは、自分ベースな考え方、なんですね。
デメリット=他人ベースな考え方
一方、デメリットは
「~○○でない感じ」「罪悪感」「申し訳ない」
といった否定的な感情がうかがえる文章が並んでいます。
「他人は○○しているのに、自分は○○していない」と、他人を意識しているんですよね。
他人を意識して、自分を否定してしまっている。
それによって悲しくなったり苦しくなったりと、マイナスの感情を感じるから、デメリットとして挙がったんですね。
メリットが自分ベースな考え方であるなら、デメリットは他人ベースな考え方と言えるでしょう。
専業主婦でいる不安
イメージの他人
わたし、専業主婦でいていいのかな?
そう不安になるときがあります。
この不安を感じているとき、誰か他人がわたしをこう思うんじゃないか、と頭のどこかで考えています。
「何か社会の役に立つようなことしているのか?」
「ずっと家にいるなんて堕落している人だ」
「何もしていない人じゃないか」
直接言われた訳ではなくても、頭に浮かぶんですよね。
こんなことを言っているのは、いったい誰なのでしょう。
親?友だち?会ったこともない人?
聞いた言葉でしょうか?どこかで読んだ言葉でしょうか?
ごちゃごちゃと混ざった、輪郭のはっきりしない「イメージの他人」だと、わたしは思っています。
このイメージの他人を、意識しすぎてしまう。
そうすると、不安になってしまうんです。
不安になってしまうと、自分に自信がなくなって、自分の希望を通すことがこわくなってしまいます。
そして、専業主婦でいることが何か悪いことのような気持ちになってしまいます。
わたし、専業主婦って向いていない
この言葉がでるときって、イメージの他人を意識しすぎている状態だったりするんですよね。
他人はわたしを気にしていない
以前は、専業主婦でいていいのかなモードになるとしばらく落ち込んでいましたが、最近はそこまで落ち込まなくなりました。
それは
『他人は人のことなんて、本当に、気にしていない』
ということが、信じられるようになったからです。
以前は「きっと、あの人はこう考えているはずだ」と、自分の考えを信じ込んでいました。
でも実は、そう考えている自分がいるだけで、実際は人はわたしのことなんて考えていない可能性の方が圧倒的に高いのです。
よく考えたら、わたしだって、誰か他人のことなんてほとんど考えていませんしね。
だから、専業主婦の自分に対して不安に思うたび、こう思うようにしています。
他人は自分のことなんかこれっぽっちも考えていないのに、よく分からない他人を大切にする意味あるの?と。
何を大事にするのかは自分で決めていい
よく分からない他人より、今ここにいる自分を大切にする。
自分の希望を、ちゃんと叶える。
自分を、自分で、認める。
そうすることによって、専業主婦でいるわたしを「いいね」と思えるのです。
夫が前向きに働いていて、子どもが元気に活動していて、居心地のいいおうちがある。
これが、自分の望みが叶っている状態です。
わたしの大事にしたいのは、これ。
だから、自分の目線をどこに向けるのか、ちゃんと自分で選択し続けたいです。
他人の方に向きすぎていたら、その都度自分に戻していきたいと思っています。
自分の希望を叶えること、それが何だかよく分からない…という方もいらっしゃると思います。
周りに気を使いすぎてしまうHSPという気質を持った方に向けたこの本に、そのヒントが書かれています。
他人のことが気になりすぎて自分のことがよく分からなくなる時、この本を読むと、少しずつ自信が持てるようになります。
まとめ
専業主婦のことは、人によって色々な考え方がありますよね。
色々な人が色々な考えを言っているけど、わたしはどう考えているんだろう?…それが、この記事の出発点でした。
ノートに私の感じるメリットとデメリットを書き出していたら、自分ベースと他人ベースの考えに行き着いたので、記事にまとめることにしました。
ここまで長々と書きましたが、結局は
自分は自分、人は人。
自分がいいと思うことに、自信を持つ。
ということになります。
でも、それが難しいんですよね。
こんな記事を書きつつも、結局、専業主婦でよかったと思う日もあれば、専業主婦でいいのかなと思う日もあるのです。
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